家の中で完結する物語

 お陰様でなんとかサイトが復旧したのでマンスリーNajikoのお時間です。

 先日1月23日はわたくしの誕生日でした。昨年はティズさんに盛大な誕生日パーティーを開催していただき、インスタンスには実に40人近い方が押し寄せ賑やかな誕生日を過ごすことができました。1年が過ぎてもなお鮮明に思い出せる人生の一大イベントです。今年は誕生日の集まりこそ特に設けなかったものの、Amazonの欲しいものリストに入れていたものは今年も色々な方から続々送られてきましたし、VRCでは誕生日を祝うワールドに招待され、今年も充実した誕生日を送ることができました。本当にありがとうございます。

今年はクラゲさんに特にお世話になりました

 お誕生会ワールドは星飛雄馬がぼっちクリスマス会をぶち壊した部屋の再現ワールドだったのでその後わたくしが好きなワールドに移動したりして縦横無尽に遊び倒しました。

 わたくしのおうちにいらっしゃいしたり……

マーダーに来たり……

ホラワにも来ました。

 それはそれとして、最近discordでTRPGを体験する機会があり、クラゲさんをキーパーとした卓が度々繰り広げられています。実を言うと、TRPGはわたくしには懐かしい存在です。大学時代、わたくしは「TRPG研究会」と銘打ったサークルの部長でした。しかし、この会は単なる友人の集まりでサークル名も名ばかりで、実際にはTRPGはせいぜい数回しか行っておらずカードゲームばかりしていました。にもかかわらず、わたくしは友人から今でも「ゲームマスター」と呼ばれています。これはTRPGのゲームマスターと実は関係がなく、わたくしが友人と知り合ったばかりの頃復帰した遊戯王のデッキが辛うじて持っているカードの寄せ集めで「どんなカードも駆使して戦おうとする様が”ゲームマスターの爺ちゃん”(武藤双六)みたいだから」という理由でした。今ではそんな変なカードで戦ってないので名実ともにゲームマスターでもなんでもありません。

 そんなわたくしですが、キーパーのクラゲさんとタイマンで行うクトゥルフ神話TRPGのセッションに招待されました。わたくしはその前に行った別のシナリオで使ったキャラを続投。なお、シナリオ名は伏せますが以下ネタバレがあるので注意してください。

 AIが生成したこの死んだ目をしたサラリーマンの画像を使ったキャラの名前は那次奈治男。ブラック企業に勤める営業マンです。事前に、「今回のシナリオは訳あって彼と同居している「猫のような気まぐれな少女」をめぐる物語なのでその少女の名前と簡単な設定を考えておいてください」と言われました。なるほど。猫のような少女?

猫のような少女

 身近にいた……猫のような少女……けど、まあクトゥルフ神話系のシナリオだからな……「たまなつちゃん」としてそのままNPCにしたらどんな目に遭うかわかりません。とはいえせっかく同居してる設定があるわけですから、わたくしとしてはお話の中でくらいたまなつちゃんと同居したい気持ちもないではない。さーてどうすっかなーと数日考えた結果……

仁勢田 真夏(14)

 はい、こちら「仁勢田 真夏(にせた まなつ)」ちゃんです。AIには今回猫耳ではなく猫耳ヘッドホンを付けた少女を描いてもらいました。(あとで気づいたのですが卓に出した時クラゲさんが背景を透過させたついでに頭の丸っこい飾りに加筆して猫の鈴にしてくれていました。かわいい)まあね、舞台が一応現代日本なので猫の耳と尻尾が生えた本物たまなつちゃんよりは自然に出せるキャラクターです。でも見た目ほぼたまなつちゃん。苗字を保々田にするか迷ったくらいです。

 実際のシナリオでは開幕から行方が分からなくなった彼女を探すことになるのですが、「にせ」とはいえ大事な大事なかわいい猫のような少女。そりゃもう焦ります。正直な所、わたくしにはうぬぼれがありました。これの前にやった1回目のセッションでは推奨技能をお行儀よく振ってしっかりとRPをして攻略に貢献することができたので、今回もやるべきことをしっかりやれば自ずと道が開けるはずだと思っていたのです。なにせプレイヤーは一人。であれば一人で解決できないような問題は飛んでこないはず。推奨技能は今回もバッチリ振れていますから何の問題もないはずでした。しかし、そんなわたくしの驕りとは裏腹に、開幕から頭をひねって様々な場所で情報収集を行うも真夏ちゃんの情報はほとんど手に入りませんでした。長時間に渡るシナリオではないはずなのですが1時間以上あちこちで目星を振り、人に話しかけてRP(無言勢なのでチャットで)をし、次はどこに行けばいいのか考えあぐねても先が見通せない。このまま全然見つからなかったら、真夏ちゃんはロストしてしまうかも知れない。その焦りは大事な家族が帰ってこないかも知れないと焦る奈治男の気持ちとぴったりと重なります。挙句、ようやくシナリオが進展しだしたときにはキーになる猫に説得でダイスを振ろうとする始末。人間焦るとそんなもんですが、そこまでに集めたわずかな情報は決して無駄ではなく、そこから無事にシナリオは進んで行き、最終的には真夏ちゃんと再会することができました。しかも、サプライズで誕生パーティを開いてもらうという、わたくしにとっても素晴らしい誕生日プレゼントとなるエンディングを迎えることができました。

 これは実は開幕から一定の状況に進むまでは何をしても核心に迫る情報は得られないことがシナリオ上で決まっている、という仕掛けのお話でした。つまり、わたくしがお行儀よく頭をひねって頑張れば頑張るほどそれに比して芳しくない成果に落胆する、というキャラクターの心情と同じ辛さを体験することができるような仕組みになっていたのです。途中で心が折れそうになるというか、「何か見落としてるんじゃないか」とか「RPがまずかったのか」とかいろいろ考えちゃうところですが、そういったことも含めて体験として本当にうまくできているな、と思いました。何より、だからこそ物語が進展して丸く収まった時の安心感や達成感もひとしお、というわけですね。そもそもわたくし、なんか不穏な感じだったけど最終的になんてことなく丸く収まったよ、よかったね! というお話が大好きなんです。真夏ちゃんが無事に帰ってきて本当によかった。

 そんな感じでもう誕生日からは1週間も経ってしまいましたが今年も間違いなくフレンドの皆さんのおかげで1年生きててよかった、と思えるような素晴らしい誕生日を迎えることができました。また1年かけて、出来る限りお世話になっている皆さんに何かお返ししていけたらいいなと思っています。繰り返しになりますが本当にありがとうございました。では、1歳年を取ったわたくしとVRCとかでお会いしましょう。かしこ。

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