カテゴリー: 小説版たま☆なつ

小説版たま☆なつ 零・続

 あれからしばらくのことだった。テーブルを囲んでたまなつ、あまなつ、カリンの3人が朝食を食べているとたまなつが急に口をぽかんと開けたまま虚空を見つめ始めた。 「? なにボケっとしてんのよ」カリンはたまなつに話しかけた。初…

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小説版たま☆なつ 零

 「誰なのよ、その子は」自宅の玄関に仁王立ちして怪訝な顔でそう言い放ったのは、グレーともピンクともつかない美しい髪をツインテールにした、赤いつり目の少女、カリンだった。狐の耳と尻尾を持ち、容姿端麗。かわいらしくも均整の取…

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