どうも、ほぼ日刊Najikoのライター、Najikoです。 ついに書き終わりました、SS「Nuj計画」シリーズ。まあ、計画全然終わってないし、なんだったら始まってないくらいなんですけどどうしたらいいんですかねこれは(…
なじこのぶいあーるしーにっき
どうも、ほぼ日刊Najikoのライター、Najikoです。 ついに書き終わりました、SS「Nuj計画」シリーズ。まあ、計画全然終わってないし、なんだったら始まってないくらいなんですけどどうしたらいいんですかねこれは(…
「はぁ、びっくりした……」真夏はひとしきり驚愕を放出し終わるとようやく落ち着いた。 「大きな声出すなって言ったじゃないか……でも持って帰るのが不安でさ。無事帰れるように手配してくれるらしいけど……」深木は喜びよりは不安…
赤森と真夏はまた社食にやってきた。昼食を食べに来たのだ。昨夕よりは人がいたが、元々周りに何もない立地に鑑みて、泊まりの仕事をする職員や弁当を持って来られない職員のためにやむなく構えた食堂だ。ガラガラであることには変わり…
それから3人は名治子を残して病室を出て行った。また搬入用のエレベーターに乗り、3階へと戻る。 「あのさ……もんちゃん」真夏が話し始める。深木は真夏の方を向いた。 「名治子のこと、許してあげてくれて……ありがとね」真夏が…
「もしもし、珠子?」真夏はすぐに電話に出た。 「真夏ちゃんね? 深木くんなんだけど、だいぶ容態が安定してきたみたい。鎮静剤が効いて今も意識がない状態ではいるんだけど、さっきまで手の施しようもなかった症状が急におさまって…
「真夏ちゃん、いる?」そう言って入ってきたのは赤森だった。真夏が部屋に戻ってきてからは1時間ほど経過していた。入室するとすぐに、真夏が返事をするまでもなく和室の入り口で人形のように力なく座って死んだ目をしている真夏の姿…
「おはよう、真夏ちゃん。いいわねー、若い子は早く寝てたくさん睡眠できて……」赤森の声がした。彼女は既に布団をたたんで着替えを済ませていた。 「うぅーん……なんか変わった夢を見ちゃったんだよね」真夏はそんなことを言いなが…
「ただいま!!」真夏は赤森のいる部屋に帰ってきた。赤森はテレビの前で座ったままうとうとしていたが、真夏のデカい声にハッとして目が覚めた。 「おかえり……っていうか、遅かったわね。心配したんだから……」赤森は目をこすりな…
深木のことについてはちょっと大きな声では、と赤森が言うので、真夏は急いで食事を終えて空いている部屋を2人で探すことにした。 「来客用の部屋ならいくらでも空いてるのよね。来客ないから」赤森は真夏と廊下を歩きながら言った。…
「んにゃ!!!」そのとき真夏がそんな声を出したかどうかは彼女しか知らないが、とにかくMorphee Gearからログアウトした彼女は現実世界に意識が戻ってきた。 「お疲れさまでした。ディスクが排出されています。取り忘れ…